みそらゆく。

わたしごきげんプロジェクト。(私がご機嫌でいるための計画。そのまんま)

良くも悪くも病で世界が変わりました(良い方②)

本日は世界が変わった良い方の、↓↓↓①健康↓↓↓

misorayuku.hatenablog.com

 

に続く2番目、『ご縁』です。

乳癌になって、人の縁というものがいかに大切でありがたい事であるか、これも痛感したことであります。

 

唐突ではありますが、アナタは誰かに応援された事はありますか?

何かしらで皆さま経験はおありかと思いますが、本当に純粋な善意の応援の力って凄いんだなと感じたのが、私の場合は手術の時です。

「できるだけ友達や知り合いには乳癌である事を隠さず話して、○月○日の○時から○○病院で手術をするから、その時間になったらみんなに元気玉送ってもらいなさい」

と、とある方からアドバイスを受けました。

元気玉とは超有名漫画ドラゴンボールの「みんな!オラに元気をわけてくれ!」っていうアレです。

 

家族等への告知は当然ですが、当時、私は某オタクサイト(笑)をやっておりまして、そこに集ってくれる皆にもアドバイス通り「こんなワケで元気玉送って下さい」とお願いしたりもしました。

正直なところ、『元気玉』って…ねぇ……と半信半疑ではありましたが、この際すがれるものは藁でも何でもすがりたいと思ってましたので。

 

手術に関しては、病院側からは予め「十日から二週間くらいの入院が必要」と言われておりまして、そのつもりでガラケーからスマホに換えたり、ここぞとばかりに以前から読もうと思っていた小説やら漫画やらを揃えたり、いい歳こいて「心細いからこの子と一緒に行く!」とか言って、お気に入りの狼ぬいぐるみまで用意(笑)

ついでに言うと、わたくし冷静な判断力を欠いていたらしく、入院の説明を受ける時になって初めて、個室しかない=相部屋のない=お高いお値段のかかる病院だという事が判明したのですが、さすがに今更「やっぱやめます」とかは言えず…。

 

そして迎えた手術の日。

取り敢えず手術自体はすんなり終わりまして、バス・トイレ付きの立派な個室に戻って、やれやれとひと息ついたタイミングで、お医者さんがお二人で術後の様子を見にいらしての第一声が、

「あれ?!すっごい顔色いいね!全然元気そうじゃん!」

でした。

更にその二日後、ずっと泊まり込んでくれてた夫君が仕事に戻るため帰る事になった(当時の住まいは沖縄で、病院は東京でした)と担当医に話すと、

「じゃあ一緒に帰る?全然大丈夫そうだから、もう退院してもいいよ~」

だって。

 

十日から二週間の予定が、たった三日で終わりましたよ…。

沢山持ち込んだ本の一冊も読み終わらず、せっかく換えたスマホも活躍することなく、お気に入りの狼ぬいぐるみは出来が良すぎて、「なんか動物がいる?!?!」って看護師さんを驚かせてしまっただけで終わりましたよ……。

なので、「縫ったところ、飛行機乗って気圧の変化とかでバーン!とかなりませんか?!」って言ってみたんだけど鼻で笑われました。そりゃそうだよな

でもって、三日のお陰で入院費も随分と浮きました。良かった。

 

元々体力があるわけでもなく体が頑丈なわけでもない私が、十日以上かかるはずの入院を三日で出て来られたのは、これはもう皆がくれた元気玉』という形の応援のお陰としか思えない。

本当に、感謝してもしきれないほど、ありがたかった。

 

でもこれも、小学校以来ずっと変わらずいてくれる友人や、某オタクサイトに集ってくれたみんなとの縁があっての事です。

私に元気玉アドバイスをくれた方も、もとは友人の紹介で知り合ったヒーラーさんだし、三日間とはいえやはりお高かった入院費&手術代も、夫君の勤め先の保険&たまたま私が入っていた生命保険の関係で随分な額を出して頂きまして、ゼロどころかむしろプラス。

この生保に入ったのも、そもそもは「個人的にチラシを作ってくれるバイトを探している生保の営業マンがいるんだけど」と友人が話を持ってきてくれた縁で、チラシを作っているうちに、この生保しっかりしてて良いかも…と思って自分も入ったんですよね。

その友人と知り合ったのも実は…とか、チラシ作りができる程度のスキルが持てるようになったのも実は…とか考えていくとこれ全部、誰かと何かしらのご縁があったから。

 

本当に、人は人の間にいて、人でいられるんだなと思います。

 

元来がアホなのでね。気付くのが遅すぎではありますが、私は病気になってそれを実感できて、つくづく良かったなと思っておりますよ。

そして私も誰かのために、いつでも元気玉を送りたいと思うのであります。

 

そんな本日(もう一日も終わりそうですが…)の一枚が、こちら。

(Card images are © Copyright U.S. Games Systems, Inc.)

【10 運命の輪】

 

私たちはみーんな、抗い難い宇宙の法則の中で生きています。

だから、時には『運命に身を任せる。』

『自分の運命を受け入れる。』

という事も、ある程度は必要なんだと思います。

そうするともしかして、誰かから送られた元気玉が、何かを変える転機をくれるかもしれませんよー☆彡

 

 

余談ですが。

元気玉アドバイスしてくれたヒーラーさんは、一度対面でセッションした事がある相手は電話でも”視える”んだそうで、「乳癌になっちゃった(泣)」と電話した時もすかさず「左側?紫色に光ってる」と言われました。当たりだよ。

そういう人もいるんだよね~世の中には…。