みそらゆく。

わたしごきげんプロジェクト。(私がご機嫌でいるための計画。そのまんま)

良くも悪くも病で世界が変わりました(良い方③)

まだ続くんかい…と思われるかもですね。すみません続きます。というか、これが病になってみて一番感じた事&意識が変わった事です。

それは、『感謝』

 

ありきたりと言えばそうなのですが、やはりこの一言に尽きます。

前回の『ご縁』もその延長には感謝があります。例えそれが一見良くないご縁でも出来事でも「ありがとね」と思う事ができるようになりました。

分かりやすいところだと、例の誤診のお医者さん。(何度も引き合いに出してすいませんね・笑)

彼が誤診してくれたお陰で「この病院じゃダメだ!」とキッパリ見切りをつける事ができたし、結果的に乳癌治療で有名な病院の、その中でもとても実力のあるお医者さんに処置して頂けた。

そして、この実力派のお医者さんを名指しで紹介してくれたのは、誤診したお医者さんです。何かの学会で知り合ったんだそうで。

まさしく万事塞翁が馬。彼にも 一度は蹴り飛ばしたろか!!!と思った事もあったけど 感謝しておりますとも。ほんとだよw

 

もちろん、家族、友人知人、某オタクサイト経由で元気玉を送ってくれたみんな、病院のお医者さんやスタッフの皆さまなどなど、お世話になった人への感謝は当然ですが、周りにある物や出来事にも感謝だなと思うようになりました。

 

実は入院予定日の前日、超大型台風が沖縄に直撃でね。

もし飛行機が飛ばなくて予定日に入院できなかったら、手術は3ヵ月以上先になると言われておりましてね。

当日に飛行機に乗ったのでは絶対に間に合わないので、何としても前日に東京に着いていなければならなかったのです。

朝から30分ごとに天気図を眺め、JALのサイトをチェックしても、当然『運休』の文字は一向に消えず、私が予約していた便の出発時間が迫って来る。大ピンチ。

 

……でもね。ここでちょっとしたラッキーがありました。

ご存知の通り飛行機代はお高いので、いつもなら早割で安くチケットを取るのです。

が、この時だけは私なぜか通常料金で予約を入れておりまして、早割だと予約の変更は不可なのですが、通常料金だと予約変更が可能になる。

なので、予約していた飛行機がダメそうだと思ったら、次の飛行機。これも飛ばないと思ったら次の飛行機……と、どんどん予約を変更できた。

とはいえ、こういう時に限って台風の速度がおっっそいんだな(笑)←今だから笑える

「早く行って!お願いだから早く行って!!」と祈ったり文句垂れたりしながら、土砂降りの中、車を走らせて空港へ向かい、到着したのが確か夕方4時頃だったと思います。

ほぼ満車状態の駐車場に何とか停められて、そこから車内で待つこと6時間。

私が予約した便が「本日最終便として運航いたします」とアナウンスがありました。ちょっと涙出たよ。

 

午後10時過ぎに那覇空港を飛び立って、羽田に降りたのは午前1時近くだったように記憶してます。

空港の出口脇でスタッフの方が「お疲れ様でございました。ありがとうございました」と仰って下さいましたが、こっちの方こそ「お疲れ様でした!!!!ありがとうございました!!!!!!!!」ですよ。

深夜、空港からホテルまで滑らかな運転さばきで乗せてくれたタクシーにも、チェックインが午前2時くらいになっちゃったのに笑顔で待っててくれたホテルのフロントマンにも、めちゃめちゃ感謝しまして、翌日は予定通りに入院する事ができ、無事に手術もできたのであります。

 

飛行機も車もあったお陰で、ホテルも病院も手術の道具もあったお陰で、当然それらを作る人たちがいるお陰で、更にその人たちを支えている何かや誰かのお陰で、様々な人や物のお陰で、私は今も生きていられます。

そしてこういう経験や出来事があって、分かった事も沢山ある。

病気になって初めてちゃんと健康について考えて、それが漢方を学ぶキッカケにもなりましたし、自分のご機嫌をとるのは自分しかいないなとも気付きました。

 

全ての人や物や出来事に、日々感謝!です。

 

 

数年前、東京の病院へ検診に行った折に偶然出会ったイエロー・ドクター。

別名『幸せの黄色い新幹線』って呼ばれてるんですってね。

幸せのおすそ分けです(笑)