みそらゆく。

わたしごきげんプロジェクト。(私がご機嫌でいるための計画。そのまんま)

昨日の敵は今日の友

前回の記事で更に思い出した事をね。お局様の事をね。

こうやって芋づる式に出てくるものも、今では大事な思い出でございます(笑)

 

博物館時代の私は学芸部、対してお局様は総務部。

私ともう一人、同じ時期に同じ部署に入った私たちは当時の館内では若い方で、割とおじさん率高めな学芸部ではチヤホヤされたのですよ。

で、まぁお察しの通りかと思いますが、これがお局様は非常に気に食わなかったとみえて、私たち二人は事あるごとに嫌味を言われておりました。

先日もちっさい文字で書きましたが(笑)汚れた格好をしていれば侮蔑の目で見られ、彼女が管理担当である文房具を頂きに上がれば、ものっすごく事細かに用途を聞かれた挙句、許可できないとか意地悪され、飲み会では

「多紀さんっていつも髪を結んでるけど下ろさないの?」
「首の辺りに髪がかかるのが嫌なので…」
「そんなんじゃ男の子にモテないわよ?もっと女性らしくならないと駄目じゃないの」

とかよくわからないディスられ方をしたり、まあ色々とありました。

 

でもね、私たち二人とも、どっちかっていうと気が強かった。どっちかっていうと。あくまでも強いか強くないかで言ったら、どっちかって言ったら、強い方。あくまでも(しつこい笑)

なので何を言われても&されても、全然めげずに「Fさん!お疲れ様です!今日は消しゴム頂きたいんですけど!」とかやっておりました。消しゴム1個もらうのにですら許可が必要だったのさ。

 

そうこうしているうちに2年経ちまして、3年目がスタートする頃。

どういう心境の変化があったのか分かりませんが、お局様が私たちに対してだんだん優しくなってきた。……というか、むしろ事あるごとに私たちを擁護してくれるようになりまして。

学芸部で必要な物があっても総務部の許可が必要なわけですが、総務課長が渋っていても横からお局様が「必要だって言ってるんだからいいじゃないですか」って言ってくれたり、文房具も「好きなだけ持って行きなさい」って言ってくれたり。

 

最終的には彼女の方が先に退職してしまいましたが、最後は笑顔と涙でお別れしました。

こちらの首尾一貫な態度が功を奏したのか、暖簾に腕押し状態で飽きたのか、ひょっとして彼女のプライベートで何か変化があったのかは分かりませんが、人の関係性も時を経たら変わることもあるんだなと。

そして、人間は実に多面的であるし、立ち位置によって見え方も全然違うのだなと実感いたしましたよ。良い体験をさせて頂いたと思っております。

 

お局様、お元気でいるだろうか…。

 

 

全然関係ないですが、昔住んでた沖縄の『ザ・夏!』な海をどうぞ。

まだまだ暑い日が続きますから、皆さまどうぞご自愛くださいね☆彡

 

 

お局様についてちっさい文字で少しだけ書いた記事はコチラです(笑)

 

misorayuku.hatenablog.com