みそらゆく。

わたしごきげんプロジェクト。(私がご機嫌でいるための計画。そのまんま)

わたし的にスカッとした昔話

先日めでたく無料Wi-Fiなお部屋となりまして、外は雨模様なこともあり、アマプラで映画を観ておりましたら、作中流れてきた曲から遥かむかーし昔の中学時代、ちょっとスカッとした出来事を思い出しました。

 

中学時代、部活は吹奏楽部、パートはクラリネットでした。

前年までは市中でもそこそこ上手い部類だったのに、私が入部した年に顧問が若いイキり型のG先生に変わった途端に最下位に転落、マズいと思ったのか2年目にはまた別の鬼軍曹型なA先生に変わりまして、この先生はご自身がクラリネット奏者でもありました。

 

吹奏楽部に属していた方はよくご存じだと思いますが、毎年夏には吹奏楽部としての大きなコンクールがあり、冬には少人数で演奏するアンサンブルコンテスト(通称アンコン)というものがあります。

何事も同じですが、落ちるのは簡単でも、上がるのは大変。

最下位に転落した我々は、案の定、夏の大会でも大した成績は残せず(一応A先生の名誉のために言っておきますと、G先生の時よりはかなりマシにはなったんですよ…)、その分、A先生の冬のアンコンへの熱の入れ様は凄かった。

 

私たちの部からは二組を出すことになったのですが、一組目には各パートのリーダー(=一番上手い人)を投入。小難しい選曲で、平日の部活後の練習はもちろん、土日の練習時間も半端なく、とにかく熱心かつ厳しく指導しておりました。

対する二組目は、先生ご自身が指導しやすく人数も沢山いるクラリネットの中から5人ほどチョイスした、正直言って数合わせなのが見え見えの、わたし含む適当チーム。

練習時間はリーダーズチームの半分以下、選曲も簡単なジャズなら(二軍落ちの)お前たちでもノリで誤魔化せるだろ、というもの。

あんまりにも差があからさま過ぎて、もう笑うしかないね~とホントに笑い合ったことを覚えております(笑)

でもそのお陰で、鬼軍曹なA先生の厳しすぎる指導もナシ。どれぐらい厳しいかと言うと、5分遅刻でステージの端に正座、そこに椅子が飛んでくる。今だと色々問題になりそうなレベルでした…恐ろしや…

私たち適当チームは先輩・後輩・和気あいあい、楽しく自主練できたんであります。

 

そして、アンコン当日。

厳しくハードな練習を重ねてきたリーダーズチームは、先生の期待をずっしり背負った険しい顔で、めちゃくちゃ緊張しながらの演奏。

対しての私たちは1ミリも期待される事なく(笑)半ば開き直り状態で、「とにかく楽しもう!」を合言葉に、笑顔にノリノリのスウィングでクラリネットを吹きました。

 

ここまで来れば、結果はお分かりかと思います。

リーダーズは銀賞。私たちは金賞でした。

 

A先生が私たちにかけた言葉は無表情で「良かったな」だけだったし、リーダーズの一人は登下校を一緒にする仲でしたが、その日を境にそれもなくなりましたけど。

あれだけ先生に差別的な扱いをされたり、リーダー達にも見下された態度を取られたりしてた私たちは、この日、めっちゃスカッとした!!!です(笑)

 

誰にも「おめでとう」って言ってもらえなかったけど、会場を出てから5人で思い切り「やったね!!!」って万歳しました。

 

スカッと思い出の『イン・ザ・ムード』です♪


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補足)無料Wi-Fi云々…はこちらの記事です。

 

misorayuku.hatenablog.com